成果を出す地方議員の共通点

選挙コラム

 成果を出している議員ほど、特別な才能よりも「仕組み」を大切にしています。支持者の関心テーマ、質問の傾向、政策への反応を感覚ではなく、蓄積できるデータで管理しています。

 私が取材で出会った小さな町の市長は、こうしたデータを手書きで残して管理していました。自宅の小さな書斎は書籍や手紙がごちゃごちゃの山のようになっていました。

 しかし、データをまとめたファイルだけは別でした。ルーズリーフノートに記録を書いて、バインダーファイルにまとめていました。市長室もぐちゃぐちゃで有名な人だったので、そのギャップには驚かされました。

 聞いてみると、市議会議員から府議会議員になるとき、選挙で悔しい思いをしたそうです。その反省から、データ管理を強化したということでした。

「記憶と経験だけに頼ると、同じ判断を繰り返しやすくなる。改善点も見えにくく、成長の実感を持ちにくい」

 振り返れる環境をつくっておくことの重要さがわかるエピソードです。優秀な議員ほど、自分の活動を客観視できる仕組みを持っています。だからこそ改善が早く、説明も一貫し、支持も安定します。

 市町村議員の活動は、人とたくさんあって感覚と感性を磨くことが肝要という話も聞きます。ですが、差をつける議員は、しっかりとした自分自身の仕組みづくりにも力を注いでいます。

日々の活動をもっと整理したい、振り返れる形にしたいと感じている場合は、一度その方法を見直してみてはどうでしょうか。

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