告示されて選挙が始まると、選挙運動用の自己紹介チラシ(選挙運動用ビラ)を配っている人を見かけます。では、選挙が始まる前はどうでしょうか? 注意点をまとめました。
「チラシを読んだ人が、特定の選挙で特定の候補者を推していると理解する内容はNG」 これが原則となります。そういうチラシは、選挙運動用ビラとなる恐れがあります。原則を噛み砕いた注意点は以下のとおりです。
選挙前に配るチラシのNG例
・特定の選挙について投票をお願いする内容
例①「ぜひ◯◯を△△市議会にお送りください」
例②「◯◯にあなたの一票を」
・売名行為のような内容
例①チラシの紙面のほとんどが名前や顔写真
例②顔写真と選挙への思いだけしか書いていない
選挙前に配るチラシの適切な内容とは
自分の市政への意見や政治活動について記載したチラシは、選挙前でもOKです。自分の住んでいる市町村の政治課題などは書いて問題ありません。人口減少、教育、社会保障など、課題と解決案を紹介するチラシは配布しても選挙運動用ビラにはなりません。気をつける点は、それが特定選挙の政策表明にならないようにすることです。
次によくある質問をまとめます。
①次の選挙の争点への論評
問題ありません。注意点は、特定の個人(市長や職員、議員)のプライベートや人格を攻撃する内容はNGです。批判の対象は、個人ではなく行政組織の仕組みや決定についてでなければいけません。また、虚偽の内容を記載することも問題になります。原稿を書く時は、よく確かめる必要があります。
②政党の公認決定
「◯◯等公認」「〇〇党◯◯支部公認決定」などはOKです。一方で、「次の◯◯市議選△△党公認決定」「△△党公認で立候補予定」などの表現は避けましょう。「△△党公認候補としてがんばります」という内容もふさわしくありません。「がんばります」が次の選挙を連想させるフレーズになっています。
作ったチラシが、政策用なのか選挙運動用なのかの判断は複雑です。過去の判例が参考になります。市町村の選挙管理委員会に訊いてみるのも一つの手です。


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