1票差の選挙 再点検で3票差(栃木・那須町長選)

選挙コラム

 なんとも後味の悪い選挙です。

 2026年3月22日投開票の栃木県那須町の町長選。当選の現職と次点の前町議の差が、たったの1票でした。再点検をすると票差が3票に。当落に影響はないものの、そもそも選挙の正確性に疑問符がつきかねない事態になりました。

 

 3人が立候補したこの那須町長選の再点検の結果を詳しく見てみます。

 再点検で、現職は5099票、次点の前町議が5096票となりました。3位となった候補者の229票は変わりませんでした。ちなみに、投票総数は1万566票。無効票は142票(再点検で2票増)でした。

 この無効票2票が、1票差の選挙を3票差に変えました。

 この2票には、次点候補者の姓に、当選者の名が書かれていたそうです。ドラえもんの登場人物で例えると、当選したのは「骨川スネ夫」さん。次点が「野比のび太」さん。2票には「野比スネ夫」と書かれていたというわけです。う~ん、ややこしい。

 

 さらにややこしい事態に発展しています。

 次点側は、この2票について受け入れました。ところが、これで終わりません。当選した現職に20票以上の疑問票があるのに、すべて有効票とされていたというのです。

 当選者は「平山幸宏」。名の読み方は「ゆきひろ」。候補者ではありませんが副町長の名前は「平山浩之」。名の読み方は「ひろゆき」。

 疑問視されている20票以上の有効票には、「平山ひろゆき」というように、漢字とひらがなで記載されていた票だったのです。つまり、「これは副町長の名前を書いたのだから無効票ではないのか」という異議です。

 

 町選挙管理委員会の見解は、「ゆきひろ」を「ひろゆき」に書き間違えたと考えられるので、有権者の意思を尊重して有効票とした、とのことでした。これで終わりになるのか? 不安が残る選挙結果となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました